eBayリミットアップ交渉週間ダイジェスト(10/7 – 10/13/2018)

2018年10月7日(日)〜10月13日(土)までの交渉事例を紹介します。週前半はお休みさせて頂きました。

10月7日(日)〜 10月10日(水)

交渉お休み

10月11日(木)

 K.M.さんのリミットアップ交渉

  •  現行リミット: 100品、6000ドル

2回目のリミットアップ 交渉ですが直前に自動リミットアップがあり、 5000ドル→ 6000ドルになりました(品数リミットは変更なし)。直近30日で約700ドル、12個の販売、セラーとしてのフィードバックは5個獲得しています。リミットの使用率は金額は50%を若干上回る程度、品数は40%ほどしか埋まっていませんでした。リミットをもう少し、使用するのが理想ですが、アップが小さくても構わないので交渉するとのことでした。

  •  交渉結果: 100品、6000ドル→ 100品、9000ドル

冒頭、担当者は直前に自動リミットアップ があったが、今回のリミットアップは可能ですと伝えてきました。数点の質問に回答後、新しいリミットは100ドル、9000ドルと言われました。金額を2倍の12000ドルまで上げて欲しいと伝えましたが、リミットの使用率が低いとの理由で認めてもらえませんでした。

 S.K.さんのリミットアップ交渉

  •  現行リミット: 10品、500ドル

初出品から丁度1ヶ月経過。この間に6品、180ドルほど販売しています。セラーとしてのフィードバックも5個獲得済みです。交渉を前に金額リミットは埋めて、品数リミットは1品余っている状況です。

  •  交渉結果: 10品、500ドル→ 100品、5000ドル

最近は販売額がとても少ない依頼者が多い中で、S.K.さんは180ドル程度販売されていたので、安心して交渉できました。担当者からもすんなり100品、5000ドルを提示してもらえました。

10月12日(金)

 K.Y.さんのリミットアップ交渉

  •  現行リミット: 10品、500ドル

この方も初出品から丁度1ヶ月経過です。この間の販売実績は3品、4ドル余り。単価の安い商品ばかりで、販売金額がとても少ないです。セラーとしてのフィードバックもまだ受け取っていません。交渉を前に品数リミットは使い切っていて、金額も400ドルまで使用しています。

  •  交渉結果: 10品、500ドル→ 100品、5000ドル

最初はしばらく前の交渉で良い結果が出なかった担当者が対応したので、通話を切って、再度、かけ直しました。売上額が小さいのが心配でしたが、2人目の担当者はすんなり100品、5000ドルまでアップしてくれました。

 I.N.さんのリミットアップ交渉

  •  現行リミット: 10品、500ドル

初出品から1ヶ月余り。この間の売上は3品、7ドルほど。I.N.さんも販売額がとても少ないです。交渉の時点でリミットの余りは100ドル、2品。セラーとしてのフィードバックはまだありません。

  •  交渉結果: 10品、500ドル→ 100品、5000ドル

今回も売上金額がとても小さい中での交渉ですが、担当者からは「PayPal認証は完了していますし、アカウントに問題はありません」と伝えられ、100品、5000ドルまでアップしてくれました。

10月13日(土)

 D.M.さんのサスペンド解除交渉

  •  サスペンドの状況

D.M.さんは1年以上前からeBay 販売を開始、現在のリミットは50000ドル余り、10000品弱。先月の売上も9000ドル、20品と順調だったのですが、今月初めに突然、サスペンド通知が届き、出品を全て取り下げられました。サスペンド通知には販売した商品のトラッキング情報を全て提出するように指示がありました。D.M.さんは商品発送時にトラッキング番号は全てeBayでアップロードしていますので、理不尽な要求ですが、トラッキング情報を一覧に纏めて提出しました。すると今度は身元確認の為の書類のアップロードを求められました。これにもD.M.さんは迅速に対応。次に未解決のオープンケースを解決するようにとのメッセージが届きました。未解決のオープンケースは存在せず、筋が通らないという事で相談を頂きました。電話で即座にサスペンド解除して欲しいとの希望でしたが、書類審査の期間が必要なため、即時解除は難しいとお伝えした上で交渉しました。

  •  交渉結果: 審査結果待ち

D.M.さんはメールで指示された通り、トラッキング情報を提出し、必要書類をアップロードした事を伝えました。さらにアクティブなオープンケースはないこと、全てのトラッキング番号をアップロードしているにもかかわらず、トラッキング情報の提示を求めるのは不可解である旨も伝えました。担当者はこちらの主張が正しいことを認めてくれましたが、審査チームで身元確認書類の審査中であり、審査結果がでるまで最大72時間待たなければいけないとの事、大方、予想通りに対応でした。交渉終了後に今回の経緯を簡潔に纏め、迅速な審査を求めるメッセージを作成し、送付しました。D.M.さんからは今のところ連絡がなく、現状を確認できてません。ただここ2〜3ヶ月ほど、審査チームの対応が非常に遅く(というより全く機能していない感じ)、全く連絡が来ないケースがほとんどですので、心配しております。

 

今週の交渉を振り返って

今週は交渉回数が少なかったですが、初回リミットアップではまた全てマックスの100品、5000ドル達成です。

最近の依頼者は販売金額がとても少ない傾向にあります。K.Y.さんは4ドル、I.N.さんは7ドルで、S.K.さんがやや多く180ドルでした。以前は500ドルのリミットを全て売り切って交渉という方も時折いましたが、今は皆無です。背景にはスクールやコンサルが興隆し、最初キティちゃんグッズなどを1ドル程度で販売するよう指導している事があると思います。生徒さんもそれが当たり前だと認識して、数ドルの販売実績で堂々と(?)5000ドルマックスを希望されます。

これに関して、私は以前から違和感を抱いています。今はeBayの対応がとても甘く、マックスが連発して出ていますが、対応が厳しかった時期は50品、2500ドル、60品、3500ドル程度になればよいという状況でした。私はマックスのアップを達成できるよう惜しまず努力していますが、過去30日の販売が10ドルにも満たないケースで5000ドルを要求するのは、内心、肩身が狭いものです。

eBayのリミットアップはリミットの使用率、販売実績、フィードバック数、ビジネスモデル等を総合的に評価して行うものです。販売実績が5〜10ドルでしたら、コンバージョン率(リミットに対する売上比率)は1〜2パーセントととても低いです。そして1ドル・フリーシッピング販売は完全に赤字で健全なビジネスモデルではありません。以前の交渉では担当者から、上記の点を指摘されることもありました。当時の方が今のように猫も杓子も100品、5000ドルという状態よりは健全であったと感じます。

スクールやコンサルの現場では、早急に販売実績を積み上げる必要性があり、小額品の赤字販売を推奨するという現実があるのは理解できます。でも、もう少し価格の高い商品を相場より低めに出品する方が良いと思います。利益は出ないかも知れませんが、相場より安いので売れる確率は高いですし、明らかな赤字販売とは判定されませんし、売上金額も大きくなります。ただ商品選定が難しくなり、さらに1ドル販売よりは売れないのは間違いないでしょう。そういう事情で1ドル販売手法に頼る場合は、eBay の対応に変化があれば、健全なビジネスモデルではないとレッテルを貼られること、そしてマックス達成は難しくなるという認識は持って頂きたいと感じています。

これからリミットアップ交渉の臨もうという方にはあまり気分が良くない内容だったかも知れませんが、スクールやコンサルの指導法、そして最近のeBayの対応についての違和感を吐露させて頂きました。

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