このブログでは珍しいケースを紹介することが多いですが、今回はごく一般的な交渉の内容を紹介します。

交渉概要

• 交渉日：　2018年9月上旬
• ご依頼者：　H.O.さん
• 交渉結果：　10品、500ドル→ 100品、5000ドル

H.O.さんのバックグランド

アカウントを開設して30日余りで、7品、150ドル程の販売実績です。販売した商品に対するフィードバックは2個です。品数リミットは埋めて、金額リミットは150ドルほど残しての交渉でした。

交渉詳細

eBay：

「お電話ありがとうございます。eBayカスタマーサポートのP…です。ご用件をおしらせください」

私：

「リミットアップ を希望してます」

eBay：

「了解です。登録電話番号をお知らせください」

私：

「○○○○○○○です」

eBay：

「ありがとうございます。お名前を教えてください」

私：

「アカウント所有者の名前はH.O.です。私はタカアキ・ヤマモトで、彼女の代理でお話ししています。彼女も一緒ですので、必要でしたらお話し可能です」

eBay：

「分かりました。H.O.さんから代理交渉の承認を取りたいと思いますので、代わってもらえますか？」

私：

「はい、少々、お待ちください」

H.O. さん：

「ハロー！」

eBay：

「ハロー、お名前をフルネームで教えてください」

H.O. さん：

「△△△△△です」

eBay：

「ありがとうございます。貴方のアカウントについてミスター・ヤマモトと話し合うことに同意しますか？」

H.O. さん：

「イエス」

eBay：

「パーフェクト。では、ミスター・ヤマモトに電話をお渡しください」

私：

「ハロー、ヤマモトです。同意確認ありがとうございました」

eBay：

「どういたしまして。今回のご用件を教えてください」

私：

「リミットアップ のリクエストの為にお電話しました」

eBay：

「了解です。アカウントに関して数点質問した後、リミットアップ の不可を判定致します。まずとのような商品を出品しているか教えてください」

私：

「◯◯◯や◇◇◇等を出品しています」

eBay：

「商品はどのように仕入れてますか？サプライヤーをお持ちですか？」

私：

「お店を持ってますので、個人から買い入れしてます。また日本のネットオークションでも購入しています」

eBay：

「配送業者はどこを使用してますか？またハンドリングタイムを教えてください」

私：

「日本在住セラーは日本郵便を使用する必要があります。ハンドリングタイムは３営業日です」

私：

「トラッキング情報は付けていますか？」

eBay：

「はい。全ての商品にトラッキング番号を付けています」

eBay：

「パーフェクト。質問はこれだけです。リミットアップ に問題はありません。新しいリミットを算出しますので、少し、お待ちください。。。。お待たせしました。新しいリミットは100品、3500ドルになります」

私：

「金額リミットをもう少しアップできないでしょうか？5000ドルを希望しています」

eBay：

「分かりました。5000ドルまでアップ可能です。この後、10分以内に確認のメールが届きます。またリミットアップ が必要になりましたら30日以降にご連絡ください」

私：

「ありがとうございます。追加アップして頂き感謝しております」

eBay：

「お役に立てて嬉しいです。その他、何かご用件はありませんか？」

私：

「いえ、今回はこれだけです」

eBay：

「了解しました。ご連絡頂きありがとうございました。ハヴァ・ナイス・デー」

私：

「ありがとうございました。ハヴァ・ナイ・デー・ツゥー」

今回の交渉を振り返って

今回はごくオーソドックスな交渉内容ですが、追加アップを打診したケースです。追加アップが必要なく、最初から満足なアップを達成できることも多いです。今回の追加アップはすんなり受け入れてもらえました。しばらく前は一度提示したリミットを変更しない担当者が多かったのですが、最近は以前ほど頑固一徹ではない感じです。

追加アップを打診して断られた場合、提示されたリミットやご依頼者の販売実績などにもよりますが、更に粘ることもあります。「出品の平均単価は○○ドルなので、提示された金額リミットでは十分に出品できません」「すでに在庫が多数あり、追加で仕入れる為の資金も潤沢ですので、提示頂いたリミットでは希望するビジネス展開をできません」等と伝えます。但し、追加アップを一度、断った担当者が、これらの主張を受け入れる可能性は高くありません。