eBayリミットアップ交渉サンプル(和文)

今回はeBayリミットアップ交渉のモデル会話を作成してみます。リミットアップ交渉の流れを掴んで頂くと同時に雰囲気も味わってください。また、会話を参考にして、ご自身でリミットアップ交渉に挑戦されるのもよいでしょう。英語版をこちらにアップしましたので、ご興味のある方は読み比べてください。

セラー・プロフィール

今回のモデル会話に登場してもらうセラーさん(架空)のプロフィールです。

・ お名前: 小林ユリヤさん
・ eBay ID: yuria1992
・ eBay販売歴: 初出品から30日経過
・ 現行リミット:500ドル、10アイテム(初期リミット)
・ 取扱商品: カメラ本体、カメラレンズ

初めてのリミットアップ交渉に臨む小林さんです。販売開始してから4品、200ドルほどの売り上げがあり、現在は金額、品数リミット共に一杯まで出品しています。

リミットアップ担当者に繋がる前に音声認識システムでの応答がありますので、そこから始めます。

eBayリミットアップ交渉再現!

(最初の音声認識システムによる応答)

eBay: 「eBayにようこそ!最初にお断りさせて頂きますが、本通話は録音され、内容確認する場合があります。では、eBayユーザ・ネームもしくはメールアドレスの最初の4文字を教えてください」

小林:「ワイ、ユー、アール、アイ」

eBay:「ご用件を簡潔にお知らせください」

小林:「リミットアップです」

eBay:「了解しました。担当者に繋ぎます」

 

(以下、リミットアップ担当者との会話)

eBay: 「こんにちは。eBayカスタマーサポートのリンゼイです。お名前をフルネームで教えてください」

小林:「こんちは。私の名前は小林ユリアです」

eBay: 「了解です。アカウントに登録されているユーザネームまたは電話番号を教えてください」

小林:「ユーザネームをお知らせします。yuria1992です」

eBay: 「了解です。アカウントをスクリーンに表示します。。お名前をもう一度、フルネームで教えてください」

小林:「小林ユリアです」

eBay: 「パーフェクト。本日のご用件をお聞かせください」

鈴木さん: 「リミットアップをお願いします」

eBay: 「了解です。ご対応させて頂きます。eBayで販売している商品の種類を教えてください」

小林:「主に中古のカメラ本体とレンズを扱っています」

eBay: 「商品はどのように仕入れてますか?サプライヤーをお持ちですか?」

小林:「地元の小売店や日本のネットオークションで購入しています」

eBay: 「通常のハンドリングタイムはどうなってますか?商品発送までの所要日数を教えてください」

小林: 「支払い受領後、通常は3営業日以内に発送しています」

eBay: 「個数はいくつ出品希望ですか?」

小林:「少なくても100品、金額は5000ドル出品したいです」

eBay: 「了解です。アカウント内容を詳細に確認してリミットを決める間、少々、お待ちください」

小林:「はい」

eBay: 「ハロー、お待ち頂きありがとうございます。アカウントには問題ありません。現行の月間リミット10品、500ドルを100品、5000ドルに変更いたします」

小林:「素晴らしいです。どうもありがとうございます」

eBay: 「どういたしました。システム内で更新されるまで10分ほどお待ちください。また確認のメッセージも登録アドレスに届きます」

小林:「了解しました。重ねてありがとうございます。今回のアップにとても満足しています」

eBay: 「よかったです。お電話ありがとうございました。ハヴァ・グッド・ディー!」

小林:「ハヴァ・グッド・ディー!」

交渉内容についての補足

最初に「リミットアップ」は和製英語であることを覚えておいてください。担当者に用件を聞かれて、”Limit up, please.” と言われる方を見かけますが、通じないか、通じてもスマートではありません。センテンスで「リミットを上げてください」と言うのが理想ですが、単語のみでしたら “Limits increase, please.” (リミッツ・インクリーズ。プリーズ)と伝えましょう。

冒頭の音声認識ではユーザネームまたはメルアドの最初の4文字が上手く伝わらないことが少なくありません。「X○△□ですか?」と聞き返してきますが、違っていても「イエス」と答えて構いません。ここで正しく伝わっても伝わらなくても、担当者に再度、確認されます。

今回の例ではeBayでの販売に関して担当者から以下の質問がありました。

 1. 扱っている商品
 2. 商品の入手先
 3 ハンドリングタイム
 4. 希望出品数
 
交渉の所要時間の短縮化を図っているためか、質問数は数年前に比べて大幅に減りました。上記の1、2だけ聞かれて終わる場合も多いです。

リミットアップ交渉、是非、ご自身で挑戦してみてください。今回の記事が役に立つよう祈っています。

 

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