eBay バイヤーへのメールは単刀直入がベスト!
eBayで販売していても、バイヤーからの問い合わせやクレームのメールはそれほど頻繁に届きません。メールのやり取りでに不安を感じて、販売活動にブレーキが掛かっている方は、過剰な心配をせずに、まずは出品してみましょう。
販売量が増えてくると、当然ですがバイヤーからメールを受け取る機会は増えてきます。今回はバイヤーからのメールに対してどのような体裁のメールを返信すべきか記載します。
単刀直入なメッセージを心がけよう!
日本語のビジネスメールでは「いつもお世話になっております」から始めるのが定番ですね。バリバリに古い人なら「拝啓 貴殿、ますますご繁盛のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます」なんてのもあります(汗;
もっとも最近の若い人はメールもチャット化して、冒頭の「◯◯様」や「いつもお世話になっています」を省いて、すぐに用件が書いてあることも多くなりました。しばらく前までは「礼儀知らず」と憤慨していた僕ですが、今は慣れて何とも感じなくなりました。ただ送信者の名前もない、前回までのメール内容も削除済みで、「了解しました!」だけのメールなんてのもあって、誰が何に了解したのか分からず閉口したりです。
さて、前置きが長くなりましたが、eBayでバイヤーに返信するメールもチャットに近い、最近の若者風メールで構いません。すでに問い合わせ等のメールを受信している方は、ごく簡潔なメールが多いのにお気付きではないでしょうか。例えば以下のような感じです。
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Hi,
Can you tell me the customs fee on this item?
Thanks!
John
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(和訳)
こんにちは。
この商品に掛かる関税を教えてください。
よろしく!
ジョン
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セラーはバイヤーの国の関税まで把握できませんので、トンチンカンな質問ですが、聞きたいことを単刀直入にズバリ聞いてます。
では、セラーとしてこの質問にどう返答しましょうか?
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Hi,
The customs fee varies from country to country.
Please contact a customs office in your country.
Thank you.
Taka
———————
(和訳)
こんにちは。
関税は国に異なります。
貴方の国の税関にお問い合わせください。
よろしくお願いします。
タカ
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贅肉を落として、質問にダイレクトに回答しています。これで十分です。
とは言うものの僕は古い人間の部類なので、実のところ以下のように、もう少し、丁寧に回答したくなります。
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Hi John,
Thank you for your inquiry.
The customs fee varies from country to country.
Will you please contact a local customs office in your country for the tariff.
Thank you for your understanding.
Taka
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(和訳)
ジョンさま
お問い合わせありがとうございまうす。
関税は国ごとに異なります。
税率については貴方の国の税関にお問い合わせください。
ご理解ありがとうございます。
タカ
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ちょっと贅肉を付けていますが、それでもかなり簡潔なメッセージです。こちらの方が好感度が高いかどうかは受け取った人の感性次第です。
“Hi” “Thanks” や名前も省略して、用件のみというメールもよく受け取ります。上記の例では以下の文のみです。
(質問)
“Can you tell me the customs fee for this item?”
(回答)
“The customs fee varies from country to country. Please contact a customs office in your country.”
このように完全にチャット化さたメールもアリです。しかし、僕的には “Hi” や “Thanks” は付けて、以下のパータンを使うことが多いです。
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Hi(名前またはeBay ID:省略可),
(単刀直入な本文)
Thank you.
(自分の名前)
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Thank you. は「よろしく」みたいなニュアンスで、アメリカ人は Thanks. とすることが多いです。グローバル英語を考えた場合は Thank you. の方が好ましい印象を持っています。
まとめ
ネットの普及に伴って情報交換のスピードがアップする一方です。eBayでも稀に長文の丁寧な問い合わせを寄越すバイヤーもいますが、潮流はチャット化のようです。上述の完全にチャット化されたメールが今後はeBayのみならず、一般のメールでも普通になっていくのかもしれません。
セラーもバイヤーが求めている情報を簡潔、ダイレクトに伝えるのが肝要であり、相手にとっても親切になります。気合を込めた長文メッセージは、残念がら熱意が伝わらないばかりか、相手に読まれない可能性も高くなります。
内容により多少、字数は多くなることもあるでしょうが、通常のメールでは和文換算で100字もあれば必要な情報を十分に伝えられるでしょう。ちなみに上述のやや贅肉を付けた返信文は78文字です。
単刀直入は礼儀に欠く訳でなく、相手の為であると肝に命じましょう!